私が20代の頃の事です。地方出身で専門学校に通うため、上京しました。

学生時代は苦学生でバイトを掛け持ちしながらなんとか卒業し、そのまま東京で就職して社会人としての生活が始まりました。

学生時代は緊張感から貧乏生活で節約していたのですが、まとまった給料をもらうようになり、だんだん感覚がマヒしていきました。

「これが流行だからもっていないとならない」「社員旅行は海外だから、ブランド物を買わないといけない」「飲みにさそわれたら行かないと付き合いが悪い」など、世間知らずな自分のミスではありますが、ひと時の楽しさの誘惑に負けてバブル時代を謳歌した先輩たちにどんどん流されていきました。

その頃、デパートに行くと入口でカードの勧誘をしており、色々なカードが簡単に作れました。

便利だったため、買い物に利用するようになりました。また、何度か引っ越しをしてしまいました。そうこうしているうちに家計は火の車、そのうち持っていたカードでお金を借りるようになりました。

こんな生活をしていたら家計が黒字になるはずもなく、カードの利用可能額が満額になると、別のカードから借りて返済する・・・という状況に陥りました。

3枚目のカードが満額近くなったとき、「これではダメだ」と思い、一括で借り換えをして東京ライフは捨てて田舎に帰りました。

5年後には晴れて完済できました。

これ以来、カードはなるべく使わず、1枚しか持たないようにしています。